成田空港ターミナル統合構想で再燃? かつての“エアライン引っ越し騒動”その紆余曲折とは

3つのターミナルの「ワンターミナル化」構想を公表するなど、変化のときを迎えつつある成田空港。実はかつて、ターミナルをどう使うかをめぐり、空港内に緊張感が漂ったことがあります。

最終的にはターミナルの振り分け、どうなった?

 とはいえ、第1ターミナルの改修が終わりグランドオープンした2006年6月、第2ターミナルから17社が第1の南ウイングへ引っ越して再配置は始まり、翌年4月に完了しました。

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成田空港第1ターミナル(乗りものニュース編集部撮影)。

 振り返れば、成田空港自体の建設が始まったのは1969年。この当時は、世界中の航空会社が国境を越えて業務提携をするとは、予想もつかなかったでしょう。

 もしかするとNAAが構想している「ワンターミナル」は、この再配置で苦労したことも背景にあるのかもしれません。成田空港は現在、2029年3月末までに3本目の滑走路を建設して機能の強化を目指しています。「ワンターミナル」には、将来へ柔軟に対応できる拡張性も盛り込んでほしいと思います。

【了】

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日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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