国道2号「相生有年道路」相生市内がすべて4車線に 遮音壁設置で騒音改善

夜間は大型車が9割超という状況でした。

1985年に事業化

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相生市内で工事が進む国道2号の4車線化工事(画像:国土交通省)。

 兵庫県相生市の国道2号で、渋滞緩和のため現道の4車線化ならびにバイパス設置をおこなう「相生有年道路」の事業が進んでいます。その中で、市内の残りの整備区間の1.5km(八洞~若狭野)が、10月30日から開通となります。

「相生有年道路」は1985(昭和60)年度に事業化。2市にまたがる延長8.6kmの事業のうち、計5.8kmが4車線への拡幅、残る2.8kmがバイパス道路新設となっています。その中で、相生市内の2.2km区間が2016(平成28)年までに開通済み。そこから西側へ、4車線区間が今回延伸します。

 現道は歩道がなく、路肩も車道部も狭い全幅7.5mの道路ですが、自転車歩行者道および遮音壁、中央分離帯が設けられる、高規格の4車線道路へ生まれ変わります。

 同事務所によると、夜間は走行車の約91%が大型車という状況で、騒音も1日を通して、環境基準を超過していました。今回遮音壁が設置されたことで、騒音の基準を下回り、沿道の環境改善にも期待がかかるとしています。

【了】

【4車線化とバイパス整備「相生有年道路」の概要 】

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コメント

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1件のコメント

  1. 兵庫と広島はどんどん国道2号線の縦隊区間改良が進んでいるが、岡山は遅々として進んでいない
    都会と都会に挟まれた、中途半端に栄えている県の悲哀