「世界一危険な空港」に行ってきた 激短滑走路の先には崖! 驚きの離着陸事情

ネパールの街ルクラにあるテンジン・ヒラリー空港は、世界で最も危ない空港として知られた場所。なぜそう呼ばれるのか現地へ行って確かめてきました。滑走路長500m強しかない小さな空港ですが、重要な役割があります。

急勾配だから止まれる 斜度は脅威の11.7%!

 その小さな滑走路に無事着陸すると、すかさず斜度11.7%の登り坂を使い減速。速度をコントロールしつつ坂の上に設けられた駐機場(エプロン)に進入し停止します。朝は人員輸送を中心に行うため、その後には続けざまに飛行機が何機も降りてきます。

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テンジン・ヒラリー空港のエプロンでDHC-6旅客機に乗り込む乗客たち(斎藤大乗撮影)。

 筆者がルクラに到着した日も、1機目が着陸したあと2分から3分後に2機目、さらに2分から3分後に3機目が到着し、4機を停めることができる駐機場が1か所を残し、10分ほどでいっぱいになってしまいました。

 この間、最初に着陸した機体は、速やかに復路の乗客と預け荷物を積み込むと、3機目の飛行機が駐機したと同時にタキシングを開始し、カトマンズへ向けて出発していきました。そのため、ターンアラウンドタイムは10分から15分程度とかなり短く、これを朝6時ころのカトマンズ始発から9時ころまで3時間ほど繰り返して人員の輸送がひと段落すると、今度は飛行機に積めるだけ荷物を載せ、貨物機として運航をするそう。この貨物は近隣の村に送る生活物資のほか、エベレスト登山で使う物資などです。

 なお、ターミナルのほうを見てみると、到着ロビーは1階にありポーター(荷物係)やガイドが乗客を待っています。出発ロビーには各航空会社のカウンターがありますが、カウンターでチケット予約するより、ルクラの街で宿をしている主人に手配をしてもらうと比較的気象条件に左右されない早い便を予約してもらえます。この手配ができるかどうかが宿泊客を増やすコツのようです。

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