「リモートワークの合間に空飛びます」 ANAグループらが始動の“変わり種ワーケーション” なぜ誕生?

変わり種ワーケーション、なぜできた?

 今回のスカイワーケーション事業には、大学航空部の指導者など15人が参加。参加者は滝川でのグライダー操縦を昼間に実施したのち、空いた時間を用いて宿泊先のホテルなどでテレワークを行います。

 ANAあきんどは、2021年より滝川市の事業を受託。同市でワーケーションをする際に他地域と差別化できる要素について検証し、この「スカイワーケーション」を実施しては、という意見が多く聞かれたことから、今回の事業実施に至ったそうです。

 2者が推進する「スカイワーケーション」の取り組みは、今回の事業で魅力や課題の確認を行い、スカイワーケーションの内容を再検証したのち、ますます動きを推進していく方針です。

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滝川市「スカイワーケーション」の様子など(乗りものニュース編集部撮影)。

 現在2者はこうしたスカイワーケーション事業や情報発信のほか、大学グライダー部の合宿誘致に向けた大学・企業へのアプローチを実施しています。

 ANAあきんどによると、今後は、一連の滝川市におけるワーケーションの取り組みにより、“空の街”としてのブランド化を推進するとともに、将来的には企業による継続的なワーケーション利用や同市への企業サテライト事業所の設置、同市における新規事業の実施など経済活性化に資する新たな展開も視野にいれながら、交流・関係人口の拡大に繋げたいとのことです。

 もしかすると2者のタッグによって、将来的には滝川市で多くの人が「空を飛びながらリモートワーク」といったレアな体験ができる日が来るかもしれません。

【了】

【写真で見る】実はユニーク! 滝川市やスカイワーケーションを疑似体験!

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