元は高速バス!? 新型「ななつ星バス」へ異例の転身 豪華列車のお供はどれだけ豪華に?

運行開始から10年目を迎えるJR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」がリニューアル。同時に、その乗客専用のバス「ななつ星バス」も生まれ変わり、「新ななつ星バス」となりました。

列車「ななつ星 in 九州」に合わせリニューアル

 JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が登場した2013(平成25)年10月、その乗客専用バスとして「ななつ星バス」も同時に運行開始しています。これは列車の乗客が立ち寄り駅で周辺観光などをする際に使われるバスです。

 このたび「ななつ星 in 九州」がリニューアルされたのに合わせ、「新ななつ星バス」も新たに導入されました。2022年10月12日(水)、JR九州バス(福岡市博多区)においてお披露目式と出発式を実施。従来のバスとどこが違うのでしょうか。

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新(右)旧バスを並べての出発式。どちらもナンバープレートは「7」(2022年10月12日、皆越和也撮影)。

 新旧のバスを並べた会場では、バスの永田貴志乗務員が、安全運行と「『ななつ星』の旅を作ることに尽力する」と宣誓。小川聡子クルーズトレイン本部次長から、旧型バスへの花束贈呈と乗務員への出発キーの引渡しが行われました。

 従来のバスは2001(平成13)年製造のいすゞガーラ(KL-LV781R2)がベース。一方の「新ななつ星バス」は、2020年製造の三菱エアロエース(2TG-MS06GP)をベースにしたもので、改造前は広島~福岡間の高速バス「広福ライナー」に使用されていました。

「新」となったことで、座席数は従来の車両よりも4席減の28席に。シートピッチが広くなったほか、落ち着いたカラーとなりました。天井も凝ったインテリアとなり、乗車前から「ななつ星 in 九州」を思わせます。さらに、従来はトイレがあるだけだった後部にカウンターが設けられ、車内サービスが向上しています。

 JR九州バスの担当者は「列車のリニューアルに合わせ、老朽化したバス車両を世代交代させ、さらにゆとりのある豊かな移動を目指したい」と話しました。

【了】

【元高速バスの変貌ぶり】「新ななつ星バス」の車内

Writer: 皆越和也(フォトライター)

1961年熊本県人吉市生まれ。東京の編集プロダクション、出版社、PR代理店等で四半世紀ほど編集者、ライター、カメラマンなどの業務に携わり、2010年よりフリーのフォトライターに。2011年より拠点を熊本市へ移し国内外で活動中。

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