高速SAの「ワークスペース」拡がる? 嬉しい電源&専用Wi-Fiアリの“意外な場所”

テレワークなどもしやすい「ワークスペース」が駅などに増えてきましたが、高速道路にもあると便利かもしれません。その試行運用が関越道で行われているのですが、場所がちょっと意外でした。

高速SAのワークスペース 導かれた場所は

 テレワークやPCを用いた事務作業などに便利な「ワークスペース」が、駅などを中心に整備されてきました。飲食店でも、電源やWi-Fiを備えた店舗や座席が増えていますが、高速道路のSA・PAはどうでしょうか。
 
 SA・PAでも高速道路会社のWi-Fiはあり、フードコートなどで作業はできます。ただ困るのが電源です。また、フードコートに大勢の人がいるなかでポツンと作業するのは、意外と集中できないかもしれません。

Large 221025 work 01

拡大画像

高速道路のワークスペースが試行運用されている(画像:NEXCO東日本)。

 そうしたなか、たまたま立ち寄った関越道の高坂SA下り線で「ワークスペース」の看板を発見。パーテーションに囲まれた座席、専用電源、専用Wi-Fiもあるとのこと。ちょうど作業をしたいと思っていたので、ちょっと気分が上がりました。

 ただ、それらしき場所が見当たらず、もう一度看板を見ると、「レストランにお声がけを」とあります。しかしレストランはいたって普通の店構え。あのぉ……と店員に声をかけると、「ワークスペースですね」と店内に通されました。あたりを見渡すと、確かに、一画にパーテーションで囲まれたスペースが。

「2時間制で、最低でもドリンクバーはご注文いただいています」。そう案内されると、ハッとしました。ワークスペースの看板に「2時間280円」と書いてあったのですが、これ、ドリンクバーの料金です。この時間帯は、モーニングメニューとして提供メニューを限定していたこともあり、ドリンクバーのみを注文して席につきました。

 この高坂SA下り線は、フードコート式ではなく「軽食コーナー」と「レストラン」が分かれている基本的な運営形態のSAです。人の多い軽食スペースと比べて、平日午前10時台のレストランは閑散としていて、快適に作業ができました。なお、「パーテーションで区切った席以外でも結構ですよ」とのことでした。

 実はこの高速道路のワークスペース、いまは試行運用中で、NEXCO東日本管内では関越道の高坂SA(上下線)、上里SA(上下線)でのみ行っているそう。運営会社に詳しく話を聞きました。

【どこ?】ワークスペースのある4エリア 画像で見る

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。