車のライト「消し方わかりづらい」オートライト義務化で変化したスイッチ 見直しの動き?

「OFF」独立だけじゃない スバルが考えた新スイッチとは

 レヴォーグなどが装備する改良型のスイッチについて、スバルは次のように話します。

「従来のスイッチは停車中に『AUTO』から下に1回ひねれば前照灯が消え、そのまま2秒間保持すると全消灯となりました。消灯に2段階のアクションが必要なのでわかりづらいという声があり、スモールとOFFのポジションを分けました」

 改良型はポジションが下から「OFF」「AUTO」「スモール/AUTO」「前照灯」という配置に。「AUTO」がデフォルトで、OFFにひねると完全消灯するものの、自動でAUTOに戻り、走り出せば全点灯となります。「スモール/AUTO」ポジションにすると、スモールランプが周囲の明るさにかかわらず点灯し、走行すると前照灯も点灯します。

 要するに、全消灯するポジションをわかりやすくし、「スモール/AUTO」で車幅灯だけをつけたいシーンにも対応しつつ、このポジションでも走り出せばヘッドランプを自動点灯させることで、法規に対応したというわけです。

「地下駐車場などで停車中にヘッドランプを点灯させているとまぶしいので『意図的に消したい』といった声がありました」とスバルは話します。オートライト義務化で変化したライトスイッチですが、こうした操作方法の見直しが今後進むかもしれません。

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ライトスイッチが改良されたレヴォーグ(画像:スバル)。

 ちなみに、スバルの改良型ライトスイッチを採用しているBRZの取扱説明書には、ライトスイッチの操作方法を紹介している箇所にこう注意書きがあります。当たり前といえば当たり前のことなのですが。

「バッテリーあがりを防止するために、エンジンが停止した状態で長時間ランプを点灯しないでください」

【了】

【「AUTO」が2つ!?】スバルの新ライトスイッチほか(画像)

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コメント

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3件のコメント

  1. ライト消灯による合図は、今後どうなるのでしょうか。
    一番使うのが「前に入って良いよ」という、前照灯消灯。
    パッシングだと「危ない(入るな)」ともとられます。

    • ライト消灯の合図は魔改造で対応すれば良いのかな?
      ライトの電源ケーブルを延長して運転席まで持ってきてスイッチ増設でどうにかなるね。
      スイッチ自体は見えない場所に設置して車検の時はONにしたまま行けばまずバレないしね。

  2. オートの設定で乗っているドライバーが多いので、より一層ズボラ感覚な運転感覚のドライバーが多いですね。
    消すときは消す、減光するときはする、
    その様なメリハリのある所作が必要です。
    駐車場に停めたにも関わらず、ライトはオートの状態なので、ヘッドライトは点灯しっ放し。前のクルマは眩しくて迷惑千万。