「ジャンボ機」はなぜ半世紀も売れ続けた? 「ボツになった輸送機案」→鮮やかな大逆転の経緯

半世紀以上、製造されてきたボーイング社のロングセラー機「747」は、実は“ボツ案“から大逆転を収め、スターダムへのし上がった旅客機です。その経緯はどのようなものなのでしょうか。

747が成功した理由は「超音速旅客機が挫折した」だけではない

 ただ、実際は滑走路の設備や騒音問題もあり、ボーイング社の超音速旅客機は実用化されずに終わります。その一方で747が就航すると、一度に多くの旅客を運べる分、それまでより運賃を下げることができ、大西洋だけでなく、太平洋も横断できる長い飛行距離も相まって、世界各国の旅客需要が大幅増加に貢献しました。

 そうしてボーイング747は、初期型の「747-100」から、最終型の「747-8」まで、搭載エンジンの変更や、運航システムのコンピューター化などの改修が加えられた派生型が多数生み出され、製造が続けられました。

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ボーイング747の初期タイプ(画像:ボーイング公式SNSより)。

 また、747は、製造国アメリカを除くと、もっとも需要が多いマーケットでされる日本で、短距離国内線を500人以上も乗せて輸送する特殊な用途にも対応。「貨物機として優秀な設計」を生かし、747旅客機と747貨物機の併用で運航コストを下げ、大量航空貨物需要を取り込めたことなど、747に有利な時代が続き、かつ、それに柔軟に対応できたことがロングセラーの一因といえるでしょう。

 一方、CX-HLS計画の勝者となったロッキード社のC-5「ギャラクシー」は、747の一割程度の約130機が製造されました。用途が異なるので単純比較はできませんが、ビジネスとしては、747はかつてのライバルに大逆転したのです。

【写真】「最後の747」をいろんな角度から&幻となった「ボーイングの超音速旅客機」

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コメント

1件のコメント

  1. 新型大型輸送機は

    ロッキードが採用され「C-5」となった

    ボツになったボーイング案に

    パンナムの会長が乗って

    当時最大の旅客機

    747となった

    輸送機案だったので

    コックピットが2階にある

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