「118番の日」海上保安庁が海難訓練を実施 海の緊急通報番号は7割が知らず

通報の99%が無言や間違い電話だそう。

東京・羽田の特殊救難隊も参加した実動訓練

 海上保安庁の第三管区海上保安本部は2023年1月18日(水)、横浜海上防災基地において「火災船対応訓練」を実施しました。

 この訓練は、海における事件・事故の緊急通報番号「118番」の周知徹底を図ろうと定められた「118番の日」に合わせて行われたもので、横浜海上保安部所属の大型巡視船「いず」を火災船に見立て、そこに清水海上保安部の中型巡視船「おきつ」から救助班が駆けつけ、消火活動と行方不明者の捜索を実施、要救助者を救出し「おきつ」へ搬送するという内容でした。

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横浜海上防災基地で行われた火災対応訓練ののち、118番の周知・啓発を話す第三管区海上保安本部 警備救難部の寺島龍也救難課長(乗りものニュース編集部撮影)。

 隊員たちは防火服やヘルメットを着用し、酸素ボンベを背負った状態で、小型の救助艇から縄ばしごを使って火災船(想定)に乗り込み、ホースなどの消化器材を運搬。煙が充満する船内で視界も制限されるなか、消火作業にあたりつつ要救助者を発見し、船外へと運び出したのち救助艇へとロープを使って降ろしていました。

 今回の訓練には「いず」から約30人、「おきつ」から約20人、さらに指導役として特殊救難隊から7人、合計約60人の隊員が参加。訓練終了後には、代表者がインタビューに答えていました。

 第三管区海上保安本部によると、2022年にあった118番の通報件数は約39万件。うち99%が無言や間違い電話などだったそう。一方で、118番の認知度に関するアンケートでは約1000名中4分の3にあたる726名が認知されていないと回答しており、海上保安庁および第三管区海上保安本部では、引き続き各地で118番の周知活動を実施していくと話していました。

【了】

【縄ばしごや煙幕に悪戦苦闘】巡視船「いず」を使った火災・救助訓練をイッキ見

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