「百里基地のF-2先生詣で」なぜ連続? 日本初降臨の印戦闘機「フランカー」も独空軍も手合わせのワケ

「空自F-2との訓練が目的説」の根拠

 英軍機の訪日当時、三沢基地ではF-2を使用していました。現在はF-35Aで編成される第301、302飛行隊が百里基地から移り、F-2が百里基地に配備されています。

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航空自衛隊F-2戦闘機(画像:航空自衛隊)。

 F-35は“世界標準”の戦闘機であり、F-2の元となったF-16も世界各国で使われ、空自以外とでも訓練はできます。しかし、F-2と訓練ができるのは空自を相手にするときだけです。

 しかも、F-2はF-16譲りの対戦闘機戦闘に秀でるうえ、対艦ミサイル4発を搭載できる、“対艦番長”の異名を持つ強力な洋上攻撃力を持っています。遠路はるばる来るからには、未知の機体と相まみえることで、攻撃阻止を中心とした戦闘技術を幅広くしたいと考えるのは自然です。

 空自にとっても同じです。Su-30MKIは、インド空軍のほか、中国軍も同系列の機体を使っています。今回の共同訓練は、この機の動きや特性を学ぶ絶好の機会です。それゆえに、今回は飛行教導団が参加したのでしょう。日・英・印・独はいずれにも新たなノウハウを得たのです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 何いってるんだか。英空軍が来たときは三沢にF2、百里にF4。F2詣と言うなら英空軍も変わらん
    この時期三沢は雪リスクが高過ぎ小松も好天とは言い難い。スホーイ使う国に35を見せたくもなかろうし見せたら米軍から苦情も来よう
    英空軍が三沢だったのは米軍についでの用事、他は対東京が近い上に空港が空いていて天気の良い百里、それだけのことではないのか?