頭こんがらからないの? ヘリコプターは米国と欧州でインチ・メートルと別 整備現場の工夫

ヘリコプターを含む航空機では、整備や改修などアフターサービスを専門に行う事業者がメーカーとは別に存在します。ただ、アメリカとヨーロッパで規格が異なる場合などはどうしているのか。「整備のプロ」たちを取材してきました。

ヘリにはインチとメートルの両規格あり

 世界には数多くのヘリコプター製造企業があり、それに合わせてメンテナンスや修理を行うサービス会社も無数にあります。クルマに例えるなら、トヨタやホンダなどの自動車メーカーに対して市井のディーラー、もしくは指定の修理工場といった感じでしょう。もちろんメーカーでも修理などを行っていることはあるものの、基本的にはメーカーとは別のメンテナンス専門企業が整備や修理に対応しています。

 そういった企業ではどのようにヘリコプターの点検・整備を行っているのか。このたび、ほとんど見ることができないヘリコプター修理の最前線を垣間見るべく、朝日航洋株式会社川越メンテナンスセンター(以下、朝日航洋)を取材してきました。

Large 20230205 01
埼玉県川越市にある朝日航洋株式会社川越メンテナンスセンター(乗りものニュース編集部撮影)。

 そもそも、基本的なところで、ヘリコプターは、インチ規格を使うアメリカ系のメーカーと、メートル規格を使うそれ以外のメーカーに大きく分けられます。前者はおもにシコルスキーやベル、ヒューズ(MDヘリコプターズ)などで、後者はエアバス・ヘリコプターズ(本拠フランス)やレオナルド(同イタリア)などが該当します。

 そのため、現場でインチとメートルの取り扱いを間違えると重大な事故が発生する恐れがあります。朝日航洋ではインチ系のヘリコプターとメートル系のヘリコプターの両方を取り扱っていることから、その対策について聞いたところ、そもそも、インチ系のヘリコプターを整備しているときは、担当者は当該機以外を整備することはなく、加えて機体ごとに専用の工具や治具を使うので、インチとメートルが混在することはないとのハナシでした。

【自分たちで部品作ることも】見てきたぞ ヘリ整備の最前線を写真で

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス