頭こんがらからないの? ヘリコプターは米国と欧州でインチ・メートルと別 整備現場の工夫

ヘリコプターを含む航空機では、整備や改修などアフターサービスを専門に行う事業者がメーカーとは別に存在します。ただ、アメリカとヨーロッパで規格が異なる場合などはどうしているのか。「整備のプロ」たちを取材してきました。

なければ作っちゃえ! 整備の創意工夫資材

 他にも、ヘリの機種ごとに大きく異なる部分として挙げられるのがローターの回転方向です。右回り系と左回り系があります。整備の現場で違いはあるのか聞いたところ、回転方向に関する整備のしやすさは特に変わりはないとの回答でした。

 ただ、「もし変わりがあるとしたら……」といって挙げたのが、回転方向によりヘリコプターの操縦の応答性が違うという点。これについては整備員よりもパイロットの方が大きく影響する点なので、基本的に整備レベルでは、ほぼ関係ないということでした。

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朝日航洋株式会社川越メンテナンスセンターの職員が設計したオリジナルの足場(乗りものニュース編集部撮影)。

 実際のメンテナンス現場へ向かいます。実機をバラしているところを見学させてもらいましたが、ローターのてっぺんに手が届くように足場が組まれており、最も高いところでは地面からヘリコプターのローターまで3mから4mほどあり、思ったよりも高所で作業していることを実感できました。

 そのような高い場所で安全に整備を行うには足場も専用のしっかりしたものが必要で、ヘリコプターメーカーは、自社開発の機種に対応する専用の「純正足場」を販売しているそうです。

 しかし、アメリカやヨーロッパからそれら足場を輸入するとなると、輸送費用も相応にかかりコストが嵩みます。そのため朝日航洋では自分達で足場を設計し、国内の鉄工所に製作を依頼しているそうです。足場をよく見ると少人数でも移動できるように工夫がなされており、さらに使用してわかった改善点を後に作る足場へとフィードバックしていくため、新しい足場であればあるほど完成度が高いのが、素人目にも感じられました。

【自分たちで部品作ることも】見てきたぞ ヘリ整備の最前線を写真で

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