実は半世紀で”激進化”!? 歴史に幕の「ジャンボ機」、ボーイング747はどう変貌? パッと見同じだが

「ジャンボ機」はなぜここまで人を引き付けるのでしょうか…。

ハイテク時代「ジャンボ機」はどう変遷?

「ジャンボ機」こと747シリーズでもっとも売れたサブタイプが、1988年にロールアウトした747-400です。外観上の特徴は主翼先端が立ち上がった機構「ウイングレット」で、その大きさは1.8mにもなるそう。また、この機のコクピットは、航空機関士を要さず、パイロットふたりだけでフライトができるように進化しています。そのことから「ハイテクジャンボ」とも呼ばれました。

 また、747-400の客室は、従来の「ジャンボ機」とくらべ、ひとりあたりおよそ2倍の容積を積める手荷物収納スペースが導入されたほか、トイレも従来は水を消毒のうえ、都度再利用する循環式だったのが、現在ではスタンダードになっているバキューム式のものを採用。エコでより清潔なものとなりました。このサブタイプは、派生型を含めると700機以上の売り上げを記録しています。

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ボーイング747試作初号機(画像:ボーイング)。

 そして2010年、「ジャンボ機」の最後のサブタイプ、747-8が初飛行します。この機のコクピットは、747-400のパイロットがそのまま操縦できるよう同じスタイルのものを導入、その一方で客室は照明にLEDを採用しているほか、手荷物の収納スペースをさらに大きくするなどの改修がされています。

 ただ一方で、全長が70.66mだったそれまでの「ジャンボ機」とくらべて、747-8の全長は76.25mと一層大型化。それまでの「ジャンボ機」と比べても大きな設計変更が施されました。また、このサブタイプは、貨物機として開発がスタートしたのち、旅客機タイプが完成するという珍しいバックグラウンドをもつ民間機です。747最終号機「N863GT」も、アメリカの貨物専用航空会社、アトラス航空向けの貨物専用機でした。

 ボーイングによると、これまで製造された747の数は1574機。シリーズ累計でこれまで1億1800万時間以上空を飛び、2300万回近くフライトしたとのことです。

【了】

【写真】縮尺バグるw 747の珍モデル「寸胴ジャンボ」の姿

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