巨大クルーズ船「購入」 商船三井 2隻新造だけじゃなかった! 事業拡大前倒しへ

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にっぽん丸よりデカい!巨大クルーズ船購入

 商船三井は2023年3月17日(金)、クルーズ船を1隻購入し、同日に引き渡しを受けたと発表しました。昨年11月、クルーズ船2隻を新造する計画を発表しましたが、それに先駆け、商船三井客船が運航する「にっぽん丸」との2隻体制でサービスを拡充するとしています。

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商船三井が購入した「シーボン・オデッセイ」(画像:商船三井)。

 購入したのは、米国シーボンクルーズ社の3万2000トン型クルーズ船「シーボン・オデッセイ」です。2009年新造で全長198.15m、全幅25.6m、229の客室を備え、船客定員は458名となっています。「にっぽん丸」より一回り大きな船です。

 今後、約1年半はシーボンクルーズ社がサービスを継続し、必要な改修を施したうえで、2024年末を目途に商船三井客船がサービスの提供を開始する予定。「お客様の幅広いニーズに合わせた商品ラインナップが実現」するとしています。

 サービス提供開始後は、日本を中心とした海域での運航を想定。「複数のダイニングオプション、広いデッキや格納式マリーナ、ベランダ付きのゆったりとした客室など、船内スペースの特徴や船型を考慮し国内クルーズと共に、世界一周を含む中長期のクルーズも継続的に展開していく方針です」とのこと。日本と海外、双方から利用できるようハード面、ソフト面での準備を整えるといいます。

 商船三井はコロナ禍以降、海運で好業績を挙げ、次なる成長分野にクルーズ事業を位置付け、600名定員規模のクルーズ船2隻を新造することを発表しました。今回の購入により、新造船の投入に先んじてクルーズ事業拡大計画を前倒しするとのこと。「新造船で新たなコンセプトに基づく国際的で高品位なサービスの展開を目指しますが、この実現に先鞭をつけるに最適な本船の調達機会を今般得たことが本船追加購入決定の背景」にあるそうです。

 なお、販売商品や価格、船名については、2023年の夏までに商船三井客船より発表する予定だといいます。

【了】

【ご、豪華…】購入したクルーズ船の内部(写真で見る)

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