国内初LNGフェリー「さんふらわあ」従来船と全然違った デカくて豪華なだけじゃない 大阪~別府12時間

国内初となるLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」に乗船。瀬戸内を航行する船としては最大級のサイズになり、船内設備やサービスも充実しましたが、重油を燃料にした従来船とは全く異なる環境が、そこにはありました。

食事は?風呂は? 目玉の「スイート専用ラウンジ」は?

 アトリウムと同じフロアにはバイキングスタイルの食事を提供するレストランが設置されています。船体中央から右舷船尾にかけた広いスペースが確保されており、席数は従来船の「さんふらわあ あいぼり」に比べて1.5倍の約200席以上。瀬戸内海で最大級の大きさを誇るフェリーならでは設備の一つと言えるでしょう。

 大分の郷土料理「りゅうきゅう」のように、これまで人気が高かったメニューに加え、瀬戸内海の食材を使用した料理や、ミシュラン一つ星獲得店「agnel d’or」の藤田晃成シェフが監修した「国産牛赤ワイン煮」が並んでおり、窓側のカウンター席に座れば夜景と共に料理を楽しむことができます。

 夕食を食べていると出港の銅鑼が鳴り、船が静かに大阪南港を出港します。インフォメーションボードには1930年代の瀬戸内海を模した地図が表示されており、本州と四国を結ぶ明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋の通過時間が書かれています。

 大阪からの下り便では、明石海峡大橋を20時15分ごろに通過するため、ライトアップされた吊り橋を両岸の街明かりとともに眺めることができます。この日は天気が良かったため、多くの乗船客がデッキに出て動画や写真を撮っていました。

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吹き抜けのアトリウム(深水千翔撮影)。

 さて、広くなった大浴場に入った後に向かったのは、スイートフロアの利用客だけが入れるスイートカフェラウンジです。ここにはコーヒーメーカーとアイスが入った冷凍庫が置かれており、お風呂上がりにラックに置かれた雑誌を読みながらノンビリ過ごすことができます。コーヒーとアイスはもちろん無料で、船旅という贅沢なひと時を感じてもらうために設けられたそうです。

 お土産物を買うためアトリウムの方へと歩いていくと、トランプで遊ぶ子供たちや、プロムナードのソファーでお酒を飲む人、スマホを持って明日の予定を立てている人を見かけ、それぞれ思い思いの夜を過ごしていたようでした。

【これがフェリーなのか…】豪華な船内&サービス 12時間の旅(写真で見る)

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