海上自衛隊も導入するか? 次世代レーダー「SPY-6」米海軍が追加発注 レイセオン

水上戦術が一変するかもしれないとも言われているそう。

新造艦だけでなく既存艦にも搭載しアップグレード化が可能

 アメリカの防衛関連企業大手、レイセオン・テクノロジーズは2023年3月30日、アメリカ海軍向けに製造する同社の最新鋭艦載レーダー「SPY-6」シリーズについて、継続生産分を6.19億ドル(日本円で約804.7億円)で受注したと発表しました。

 これは、2022年3月に締結したハードウェア製造および維持に関わる5年間で最大30億ドル(同約4000億円)にのぼる生産契約分に続くもので、その契約のふたつ目のオプションが行使されたものです。

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米海軍で最初にSPY-6レーダーを搭載するアーレイバーク級ミサイル駆逐艦(フライトIII)「ジャック・H・ルーカス」(画像:レイセオン)。

 今回の受注に関してレイセオン・ミサイルズ&ディフェンスの海事能力担当社長であるキム・アーンゼンは次のとおり述べています。

「SPY-6は、比類ない統合防空ミサイル防衛能力を提供する世界最先端の海軍用レーダーです。米海軍の艦隊への統合は順調に進んでおり、現在SPY-6は米海軍初の新しいフライトIII(アーレイバーク級ミサイル駆逐艦)で運用されています。今回の契約により、近代化が予定されている既存のフライトIIA(既存のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦)を含む、より多くの艦船への搭載が可能となります」

 SPY-6シリーズは、弾道ミサイル、巡航ミサイル、敵対する航空機や水上艦艇に対し同時に対処が可能です。また、大幅に拡大した探知距離、向上された感度、より正確な識別など、従来のレーダーよりも優れた点がいくつもあります。

 

 また拡張可能なモジュール式のレーダーアレイは、前出のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦フライトIIIおよび同フライトIIAだけでなく、次世代ミサイル艦として建造予定のコンステレーション級フリゲート、さらには強襲揚陸艦やフォード級航空母艦、既存のニミッツ級航空母艦など、あわせて7艦種への搭載が計画されており、アメリカ海軍のコスト削減と維持管理の軽減に貢献するとしています。

 なお、既存のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦フライトIIAやニミッツ級航空母艦にも搭載でき、それによるアップグレード化が図れることから、将来的には海上自衛隊のミサイル護衛艦(イージス艦)にも搭載されるかもしれません。

【了】

【海自イージス艦にも搭載OK】最新型SPY-6レーダーの製造ラインの様子ほか

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