終着駅はかくして「群馬のブラジル」に 東武「西小泉駅」のナゾ 広大な空き地に廃線跡

東武小泉線の終着駅である西小泉駅は、ちょっと特殊です。地方の駅ながら日本語、英語、中国語、韓国語という定番の案内のほかに、ポルトガル語、スペイン語が追加され、6か国語表記なっているのです。

日本のブラジル、もとの姿は

 いまでこそ周辺の工場へはクルマ通勤の人が多いようで、2両編成のワンマン列車となっていますが、かつては4両編成でラッシュ時には乗り切れないほどの人が乗車していたとか。

 同駅は太平洋戦争直前の1941年12月1日に開業しています。東小泉駅から延びていた貨物線の旅客化で開業し、一式戦闘機「隼」や零戦が搭載した「栄」エンジンで知られる中島飛行機の小泉製作所の玄関口でした。そのため、当時はかなり大きな駅だったそうで、駅正面の広大な空き地に当時をしのぶことができます。こうした駅周辺の中島飛行機の事業所が、現在のパナソニックやスバルの工場となっています。

 また、当時は西小泉駅以南も貨物線が続いており、貨物駅である新小泉駅および仙石河岸駅が存在しました。その2駅は1976年に廃止され、線路跡は遊歩道「いずみ緑道」として整備されています。戦時中は、そこから利根川を越え、東武熊谷線(熊谷~妻沼、1983年廃止)とつながる予定でしたが、利根川架橋は未成に終わっています。

 いずみ緑道のベンチで休んでいる人やウォーキングをする人からは、日本語以外にも、ポルトガル語、スペイン語と思われる会話も聞こえました。

【了】

【文字がめっちゃ多い!】6か国語表記のグルーバルな案内板(写真)

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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