元キャバ嬢タクシー運転手に"カスハラ体験"聞いたら壮絶すぎた…人はどこまでカスになるのか 「対策3か条」とは?
身体障がい者や老人もやりかねない「カスハラ」とは?
二つ目の「法令違反の強要」というのは、簡単にいうと交通違反をするよう要求してくることです。
一方通行の逆走に始まり、右左折禁止の場所やスクールゾーン、居住者専用道路などを「行け! 俺が全責任を負うから行け!」と無理強いしてくるのだとか。これに対して村瀬さんは「法令違反の責任を第三者が負うことはできないだろうが!」と吠えたくなるのを我慢して、丁寧に客の要求を断ると話してくれました。
ほかにも、意外といるのがバス停や駐停車禁止場所で「ここで止まって!」や「足が悪いからここで止まってくれないと困る」と客が言い出すことだそう。なかには「俺は障がい者だ! ここで止まれ!」と、さも優遇されるのが当たり前という体で強要するケースもあると言います。
こういった客に対しては、身体障がい者や体が不自由だからといっても、駐停車禁止場所には停まれない、安全第一だからホント理解して欲しいと思うとのことでした。
人はどこまで醜悪な言葉遣いになるのか…
そして、最も多いのが「暴言」なのだそう。これは前出の「悪質クレーム(迷惑行為)アンケート調査」のレポート内でも、最も印象に残っている利用者などからの迷惑行為という項目で約半分の49.7%を占め、ダントツ1位だったものです。
タクシーでは、「遠回りしただろ」「なんで右曲がんねえんだよ」「お前ふざけんなよ」「ゆっくり走ってんじゃねえよ」「てめぇ今行けただろ」といろいろあるようで、村瀬さん曰く「どういう教育受けたらヒト様にそんな言葉遣いできるわけ!?」と思える話し方をする人が、老若男女問わずいると言っていました。
これについては、ひと通り聞いた後も「ホント多い」と呟いていたので、相当なんでしょう。
では、これまで12年超のタクシー乗務歴のなかで最もひどいカスハラは? と聞いたところ、とてつもない経験を語ってくれました。
客が行き先をタブレットに入力して、自動で経路を複数選択。それ以外もGoogleマップのように経路を変更できるシステムがあればいいのに。
そして所要時間と料金をその場で決め、決済したら走行開始。客が納得しないのであれば降りて頂くってことはできないんでしょうかね。
後からだと客がゴネるでしょけど、最初に自分で決めた経路で、最初に表示された金額で決済してしまい、途中で降りても返金できないとか、そういうこともできるかと。
必ず、実走行によるメーターで到着時に払っていただくというシステムが古いのでは?。最初に値段を交渉して乗ることもできるでしょ。現行の料金システムって時代遅れですよね。途中で渋滞しても料金変わらずであれば文句はないでしょう。でも、タクシードライバーによってはズルをする人も居ますよ。
先払いが可能なようにシステム変更を希望。