元キャバ嬢タクシー運転手に”カスハラ体験”聞いたら壮絶すぎた…人はどこまでカスになるのか 「対策3か条」とは?

近年、社会問題化しつつある客による度を過ぎた迷惑行為。いわゆる「カスハラ」と言われるものですが、なかでも多いとされるのがタクシー乗務員に対してです。その悪質性と対策を女性タクシードライバーに聞きました。

「売られた喧嘩は買わない」コレに尽きる!

 また、最近多いのが「乗務員証撮ってSNS晒し」「車内動画をSNS晒し」といったことだと言います。

 揉めごとの原因・背景などがよくわからないまま、客が自らに都合の良いように撮影動画を切り取ったり文章にしたりして、運転手を完全に悪と決めつけてその顔や個人情報をSNSに晒す行為は、本当に許せないそうです。運転手にも大切な家族や、守るべき人がいることを忘れないでほしいと熱く語ってくれました。

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村瀬沙織さんの乗務員証(雪岡直樹撮影)。

 村瀬さんはタクシー運転手になる前はキャバクラ嬢として接客業にも従事していましたが、当時はひどい客にあたっても席を外れてボーイに「チェンジして」と伝えれば、その場から逃れることができたとのこと。それと比べるとタクシーは法人個人問わず客を乗せると“チェンジ”できないため、カスハラに遭うと100%精神的なダメージを負うと話してくれました。

 逆に、いまタクシー運転手として働いていると、キャバクラ時代は守られていた環境だったことを実感できるそうです。

 最後に村瀬さんが教えてくれたのが、「カスハラ対策3か条」です。

 もしカスハラに会ってしまったら、

・同じ土俵に立たない

・表情変えず毅然とした態度をとる

・相手の目を見つめて視線を一切そらさない

 これを徹底するのだとか。また原則「売られた喧嘩は買わない」これに尽きるとも言っていました。

 現在の旅客運送関連の法令は、簡単にいえば「輸送の安全第一」「旅客の安全第一」で、乗務員の心身を守る項目は皆無なため、結局は理不尽な言いがかりをつけられても耐えるしかないとのこと。そのため、村瀬さんは一日でも早い乗務員の心身を守るための早急な法整備を願うばかりだとも語っていました。

【了】

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Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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コメント

1件のコメント

  1. 客が行き先をタブレットに入力して、自動で経路を複数選択。それ以外もGoogleマップのように経路を変更できるシステムがあればいいのに。

    そして所要時間と料金をその場で決め、決済したら走行開始。客が納得しないのであれば降りて頂くってことはできないんでしょうかね。

    後からだと客がゴネるでしょけど、最初に自分で決めた経路で、最初に表示された金額で決済してしまい、途中で降りても返金できないとか、そういうこともできるかと。

    必ず、実走行によるメーターで到着時に払っていただくというシステムが古いのでは?。最初に値段を交渉して乗ることもできるでしょ。現行の料金システムって時代遅れですよね。途中で渋滞しても料金変わらずであれば文句はないでしょう。でも、タクシードライバーによってはズルをする人も居ますよ。

    先払いが可能なようにシステム変更を希望。