混みすぎて「駅入場は地元民優先」江ノ電が4年ぶり実施へ「観光客のせいで乗れない」緩和図る

今年も「江ノ電が最も混雑するシーズン」がやってきました。

2019年以来のGW実施

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一部で「路面電車」となる江ノ電(乗りものニュース編集部撮影)。

 神奈川県鎌倉市は2023年4月20日(木)、今年のGWの3日間を対象に、市内を走る江ノ島電鉄を利用する地元住民に対し「駅への優先入場」ができる取り組みを行うと発表しました。実施日は5月4日~6日の3日間で、10時から16時まで。

 この取り組みは2019年以来4年ぶり。多客シーズンに観光客が殺到し、駅構内に入る時点で大行列が発生。臨時増発は単線である事情から困難となっているなか、肝心の地元利用にも支障を来していることから、市が社会実験としてGWに実施しています。

 対象となるのは市内対象地域の住民と通勤・通学者。事前に「江ノ電沿線住民等証明書」を発行してもらい、鎌倉駅西口改札で提示すると、提示した本人が駅構内へ優先的に入場できます。入場した後は、電車への乗車待機列を飛ばすことはできません。また藤沢駅は対象外です。

 江ノ島電鉄によると、2018年には1471枚を発行。待ち時間が20分短縮されたこともあり、9割以上がアンケートで「今後も実施してほしい」と回答していました。

【了】

【激狭!完全に「路地裏」を走る江ノ電の風景】

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