なぜ?「地下鉄で動物接触」で列車運休 ネット上でも怪訝な声 何が起きていたのか 福岡

七隈線はずっと地下を走っているはずですが…

早朝のラッシュ時に地下トンネルで発生

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地下鉄七隈線の車両(画像:福岡市交通局)。

 福岡市交通局の発表によると、2023年6月13日(火)の朝7時23分ごろ、地下鉄七隈線のトンネル内で列車が「小動物」と接触し、運休や遅れが発生したとしています。

 この発表は公式SNSアカウントでもおこなわれ、コメントでは「地下鉄で…動物?」「七隈線って地下しか走ってないよな…?」と怪訝な声が寄せられていました。何が起きていたのでしょうか。

 交通局によると、接触が起きたのは次郎丸駅から終点・橋本駅に差しかかるところ。実はここ、地上にある「橋本車両基地」からの引込線が合流してくるのです。

 轢かれた「小動物」はネコだったとのこと。トンネル入口からは約450m、暗闇を迷い込んで、見慣れない巨大なものに遭遇したということでしょうか。ちなみに、七隈線の電車は上空線からパンタグラフで電気を取り入れる構造。線路のそばに電流が流れる「第三軌条」方式ではないため、感電して動けなくなったわけではなさそうです。

 接触した当該車両は点検などを行うため、橋本駅の奥の留置線で待機。この車両が担当するはずだった博多までの1往復は運休となり、以降は車両基地から別の車両が代走したそうです。

 ちなみに、同交通局では地下鉄での動物と電車の接触ははじめてだろうとのこと。そのほか、空港線の姪浜駅周辺で、高架から地下へもぐるあたりに「タヌキかアナグマのような動物を視認した」というケースがあったそうです。

【了】

【画像】ああなるほど…「地下鉄で動物接触」のカラクリとは

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