車内で爆音・イヤホンで「サイレン聞こえない」は違反? 救急車との衝突事故が後絶たず「お願いだから道譲って!」

交差点に進入した救急車と一般のクルマが衝突する事件が後を絶ちません。原因のひとつに「サイレンが聞こえず気づかなかった」というものがありますが、交通ルール上は何が問題となってくるのでしょうか。

イヤホン等禁止は「都道府県のルール」にある

 道路交通法では第70条で「他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」としています。第71条では「運転手が遵守しなければならない事項」としていわゆる「ながらスマホ」の禁止などを挙げ、残りは各都道府県の公安委員会の定めるところとしています。

 都道府県が具体的に定めているルール「道路交通法施行細則」「道路交通規則」などを見ていきましょう。沖縄県では2009(平成21)年の改正で「高音量でカーラジオ、カーステレオ等を聞き、ヘッドホン又はイヤホンを使用して音楽等を聞くなど、安全な運転に必要な交通に関する音声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと」と規定されています。

 東京都では「高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと」と規定。京都府でも「大きな音量でカーラジオ等を聞き、又はイヤホン、ヘッドホン等を使用しているため、安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような状態」を禁止しているなど、多くの都道府県でほぼ同じような条文が盛り込まれています。

 いずれも「こういう音楽の聴き方をしているからセーフ・アウト」ということではなく、客観的に「安全に運転できるかどうか」によって判断されることとなります。

 違反した場合、直接的に道路交通法第71条の「公安委員会遵守事項違反」に当てはまると判断されれば、普通車で反則金6000円(違反点数なし)。ただし同第70条の「安全運転義務違反」と判断され、反則金が9000円(違反点数2点)となる可能性もあります。さらに刑事告訴されれば「5万円以下の罰金」となる場合も。救急隊員の安全を守れなくなるだけでなく、取り返しのつかない交通事故を防ぐためにも、音量はほどほどにしたいところです。

【了】

【えっ…これが119番通報の「トンデモ理由」です】

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス