エアバス異形貨物機「ベルーガXL」、最終号機は特別塗装に! まさかの“顔面”に世界中から「カワイイ」の声
可愛さマシマシになってる!
「ウインクするシロイルカ」風デザインに
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスが保有する、ユニークな胴体形状をもつ貨物機「ベルーガXL」。同社の公式SNSアカウントが、同型機の最終号機となる6号機の塗装作業の様子などを公開しています。この6号機は、ほかの「ベルーガXL」とは異なる特別デザインが採用されています。
「ベルーガ XL」は欧州各地にあるエアバス社の工場で作られたパーツを空輸するために作られました。そのため、胴体の上部がコブのように大きく盛り上がり、まるごと貨物スペースとなっているのが最大の特徴です。愛称の「ベルーガ」は「シロイルカ」を意味し、「ベルーガ XL」の機体前方には、「シロイルカ」をイメージした顔が描かれています。
この最終号機は「シロイルカの顔」の目の部分のデザインを変更し、ウインクした表情を持つ特別仕様のものを採用。このデザインを見た世界中のフォロワーからは「かわいい」「今までの特別塗装で一番良い」「若干アマゾンのロゴに似ている」といったコメントが集まっています。
「ベルーガ XL」は、従来機のA300ベースの貨物機「ベルーガ ST」の後継機種として、2020年にデビュー。「ベルーガ XL」は双発旅客機のエアバスA330をベースに設計され、貨物室の大きさは幅約8.1m、高さ7.5mで、約47mの物体が入る奥行きを持ちます。なお、同社が手掛けるワイドボディ機「A350 XWBシリーズ」の主翼を、ベルーガSTでは片方しか運べなかったのに対し、ベルーガXLは一度に両方を運ぶことができます。
【了】
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