「え、そこ見たいんですか?」 護衛艦の「男の隠れ家」的ルームとは やっぱりあった自衛官ご用達の“缶”

横浜開港祭の開催に合わせて一般公開された護衛艦「あぶくま」に、海上自衛隊大好き漫画家が突撃取材してきました。外側をひとしきり見たのち艦内に入ると、普段見られない区画に大興奮だったようです。

「男の隠れ家」感が満載な小部屋

 こうして、操縦室兼応急指揮所のメカメカしさに興奮しつつ、次に案内されたのは工作室。ここは私が取材したいとリクエストした場所で、通常の見学で見たいと言われることはあまりないそう。

 私は工具が並んでいると、ついワクワクしてしまいます。護衛艦の工作室では、艦内のちょっとした修理はもちろん、手の空いた時におしゃれなプレートを作ったり、ちょっとした木工工作で艦内をデコってみたりと、その艦独自のあしらいが見られるので、もし見学コースに加えたならDIY好きな方にも刺さる場所だと思います。

「あぶくま」は、船体サイズが護衛艦のなかでも小さい部類のため、工作室についてもほかの艦艇と比べ小さめの作りでしたが、上甲板の装備と同じく必要なものが効率よく収まっているので、手が届くところにあるべきものがある「男の隠れ家」感が満載でした。

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取材した護衛艦「あぶくま」の工作室(乗りものニュース編集部撮影)。

 筆者(たいらさおり:漫画家/デザイナー)は別の艦でも工作室を見せてもらったりするのですが、「あぶくま」は年数の割に綺麗だったので聞いたところ、取材のために必死で片付けたのだとか。お手数をおかけしました。

 しかし私は見逃しません。工具は綺麗に収まっていても、その横に燦然と輝くのは……、自衛官御用達の「ピカール」!

 海上自衛隊といえば研磨剤、すなわち「ピカール」なくしては語れません。海上自衛隊は見た目の美しさにもこだわりがあるので、金物はとにかく磨き上げます。「ピカール」は艦内の美観を保つために重要なアイテムなのです。

 隊員によっては自宅の金物も磨かないと気が済まない人もいるほど。余談ですが、私も夫である海上自衛官のやこさんに、かつて金物磨きを教わったことがあります。しかし、あまりの職人技に習得を諦めました。

 もし海上自衛官と話をする機会があったら、ぜひ金物磨きのコツを聞いてみてください。熱く語ってくれること間違いないでしょう。

【了】

【マンガを読む】普段は見学ムリ! 護衛艦「あぶくま」の操縦室兼応急指揮所「ピカール」も

Writer:

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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