外環道の「新しいPAをつくっています」そこは小学校の真横? ちょっと想像しづらいその全貌

埼玉県内の外環道付近で、新しいパーキングエリアの建設が始まっています。ただ高架の外環道に対し、その場所は地上、かつ近くに小学校もあります。一体どのようなPAになるのでしょうか。

「新しいPAをつくっています」そこから遠く見上げる外環道

「新しいパーキングエリアをつくっています」

 このような案内看板が立つ工事現場が、2023年8月現在、埼玉県八潮市にあります。「東京外環自動車道八潮パーキングエリア下部工工事」と題されたその現場は、広大な更地に土砂の山が築かれ、大型重機が置かれていましたが、まだ始まったばかりという印象を受けます。

 ここは、その名の通り外環道の新しいPAになるものの、付近の外環道は高架区間で、工事現場から遠くに見上げる存在です。しかも、現場のすぐ近くには小学校も建っています。PAはどのような姿になるのでしょうか。

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「外環八潮PA」工事の案内看板(乗りものニュース編集部撮影)。

 このPAは、仮称「外環八潮PA」です、草加IC~外環三郷西IC間にできます。外環道の地上道路である国道298号と、そこから北のイオン越谷レイクタウン方面へ延びる国道4号「東埼玉道路」が交わる八条白鳥交差点の北東に現場があります。

 東埼玉道路では現在、中央分離帯部分に有料道路となる高架の自動車専用部をつくる事業が進んでおり、これが八条白鳥交差点付近で外環道と接続する予定。この仮称「草加八潮JCT」から、地上の外環八潮PAに直結するランプが設けられるほか、PAにはスマートICも設けられる計画となっています。

 PAの広さは8ヘクタールで、東埼玉道路と八條北小学校のあいだの南北に長い土地に設けられます。計画の駐車台数は内・外回り合計で約480台(小型車約340台、大型車約140台)とされており、現状で外環道唯一のPAである新倉PA(埼玉県和光市)の4倍規模です。

「東京外環自動車道八潮パーキングエリア下部工工事」の案内看板では、工期が令和9年(2027年)3月21日までとなっています。オープンはそこから数年後と考えられます。ランプ橋や東埼玉道路専用部の工事もすでに始まっており、周辺は今後、大きく変貌することでしょう。

【了】

【信じられん…】これがPAの「完成イメージ」です(画像)

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