飛行機の座席「窓側最強」は本当か? 「飛行時間」で変わる考え方 ツラい旅になる可能性も

希望席を取るコツなど

 国際・国内ともに空の便を頻繁に利用するという男性は、国際線便での通路側の苦労や経験を次のように話します。

「国内線と違って、長距離国際線は、中間席や窓側の人が通路に出たいときに苦労しているケースが多く見られます。通路側の人がトイレに立つタイミングで一緒に通路へ出たり、テーブルにドリンクや食事がないときを見計らい、通路側の人にどいてもらって通路に出たり、なかには通路側の人が寝ているところを起こさないように飛び越えている窓側席のお客さんも見たことがありますね」

 国際線は食事中など、現実的に通路に出づらいタイミングが1時間単位で存在するので、窓側の人はトイレなどへ“行けるときに行く”となりがち――それも人によってはデメリットになるかもしれません。

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ANAのボーイング787-10「エコノミークラス」(伊藤真悟撮影)。

「もし両方が空いているのであれば、熟睡できそうなときは窓側、そうでないときは通路側といったように、自分の体調で選ぶのも良いかもしれません。窓側であれば、まずそうそう起こされることはありませんし、なにより広いです。また前席・後席にお客さんがいるかどうかもポイントにしながら席を選ぶようにしています」(先出の男性)

 なお、一般的に、JAL(日本航空)やANA(全日空)などフルサービスキャリア国際線の場合、飛行機の座席は予約時などに指定でき、チェックインのタイミングまで座席変更ができます。また、こうした航空会社では、おおむね搭乗48時間前から24時間前に、公式アプリなどで指定できる席が一気に増えるタイミングがあるとされています(時間は会社により異なる、有料のケースも)。

 一方LCC(格安航空会社)などでは、座席指定はオプションの有償制となっているのが一般的です。

【了】

【画像】ガチでベッドやん! 世界の「快適すぎびっくりエコノミー席」たち

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