鉄道ビジネス、実は今がアツい!? 英仏海峡トンネルに「2社目参入」の動き “飛行機離れ”で追い風満帆
今こそ「鉄道はビッグチャンス」となっているワケ
発生した巨人の「隙間」に楔を打ち込んできたライバルが、鉄道とバスの運行大手の英モビコ(旧ナショナル・エクスプレス)などです。モビコなどが画策する新しい高速鉄道「エボリン」の運航開始は、早ければ2025年にも実現すると英ファイナンシャル・タイムズは報じています。
実は、ライバル出現は今回が初めてのことではありません。スペイン国鉄であったり、英仏海峡トンネルの設備運営側の会社「ゲットリンク」など、ユーロスターに挑戦状を叩きつけようとしていると噂された企業は過去にも多々ありました。ドイツ国鉄に至ってはロンドンのセント・パンクラス駅(英国側ターミナル駅)に試験運転の車両を持ってくるほどの本気度でしたが、結局実現しなかった過去があります。
そのように「第2のユーロスター」が企画倒れに終わった理由は、航空会社の格安チケットとの競争に鉄道が敗れてきたからでした。ところが、世界的に脱炭素が叫ばれる昨今。欧州では飛行機での旅は急に旗色が悪くなり、短・中距離移動には「飛行機よりも鉄道を使おう」という働きかけが市民権を得てきました。持続可能な生活スタイルを追求する活動に後押しされて「鉄道熱」が上昇中なのです。
例えばその「鉄道熱」をうけて、今年5月には新たな国際寝台列車が誕生し、話題になりました。ベルギーのブリュッセルとドイツ・ベルリンを結ぶ「ヨーロピアン・スリーパー」です。
イギリスはシェンゲン協定国では無いので以前から出入国、税関検査、セキュリティーチェックは存在し発車の1時間前?には駅に来るようにと言った扱いでしたがブレクジットによってどの様な変化があったのでしょうか?