そんな戦い方!? 空自C-2輸送機「ほとんど攻撃機化」の全貌 ミサイル搭載だけじゃない

航空自衛隊のC-2輸送機に攻撃能力を付与する構想が具体化しています。しかも、ミサイルなどの物理攻撃だけでない能力も付与される予定。輸送機でどう戦うのか、C-2はどれだけ攻撃的に変貌するのか、見えてきました。

「ラピッド・ドラゴン」それはパラシュートで降りてくる?

 ラピッド・ドラゴンは、C-17、C-130の両輸送機が貨物の空中投下に使用するパレットに、長射程巡航ミサイル「JASSM-ER」を搭載するシステムです。

 パレットから標準の空中投下の手順で投下されたJASSM-ERは、パラシュートで安定を得た後に翼を展開して、あらかじめ設定された目標に向かって突入する仕組みとなっています。

 C-130輸送機であれば6発、C-17輸送機であれば9発のJASSM-ERをそれぞれひとつのパレットに搭載することが可能で、戦闘機などに比べて大量のJASSM-ERを一度に発射することを目指しています。

 搭載する輸送機には目標情報の入力や変更に使用する戦闘管理システムの追加装備が必要となりますが、機体そのものの改修は必要としません。

 ラピッド・ドラゴンのようなシステムをC-2に搭載すれば、有事の際に敵の先制攻撃で航空自衛隊の戦闘機に損害が生じた場合でも、航空自衛隊に一定の反撃能力を与えることが可能で、抑止力を高める効果はあると筆者は思います。

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ウクライナ支援物資が搬入されるC-2輸送機(画像:防衛省)。

 他方で、C-2に搭載する発射システムにどのようなミサイルを使用するのか、発射システムとミサイルを日本が単独で開発した場合、どの程度のコストが必要なのか、2023年3月31日の時点で16機しかないC-2を輸送以外の任務に投入できる余裕があるのかなど、装備化する場合の課題は山積みであるとも言えます。

 加えて、C-2には別の新たな能力の付与も予定されているのです。

【え…】これがC-2輸送機の武器になる「パラシュートミサイル」です(画像)

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