駅前再開発「いったん凍結」泉北ニュータウン・泉ケ丘駅で「事業費高騰」あおり受け計画見直しへ

街びらきから60年のニュータウン玄関口「建て替え」の一歩でしたが…

泉北高速鉄道の主要駅

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泉北高速鉄道の3000系電車(画像:写真AC)。

 南海電鉄は2023年8月24日(木)、泉北ニュータウンの玄関口のひとつである泉北高速鉄道の泉ケ丘駅について、駅東側の古い店舗棟を建て替える「泉ケ丘駅前活性化計画」について、いったん凍結すると発表しました。

 理由としては、「昨今の世界情勢や急激な物価上昇に伴う工事費高騰」の影響で、事業費が想定を大幅に上回ることを上げています。既存建物の解体は一部進んでいましたが、新たな建物を作る作業には入らず、まずは事業計画の見直しをおこなうとしています。

 泉ケ丘駅は中百舌鳥駅から2番目の駅で、泉北高速では最も利用客が多い駅です。周辺エリアは1967年にまちびらきし、すでに半世紀が経って老朽化が著しくなってきたことから、街の活性化を図るべく2022年からこのプロジェクトが始まっていました。

 計画では2階部を駅のロータリーデッキと一体化し、周辺施設とのバリアフリーな動線を確保する広場として整備。敷地内は4階建ての商業・医療ビルとなり、2025年に完成予定でした。

【了】

【画像】えっ…!これが「泉ケ丘駅」リニューアル後のイメージです

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