世界唯一!70年ぶり新造「捕鯨母船」ベール脱ぐ 電気の最新鋭船で“クジラ漁本格再開”外相もエール
船も仕事も世界唯一 今の船じゃダメ!
共同船舶は世界で唯一、“母船式捕鯨”を実施している会社です。捕鯨母船「日新丸」(8030総トン)を中心とした捕鯨船団を組み、小型の捕鯨船が捕獲した鯨を母船である「日新丸」へと引き渡し、同船内の工場で加工して鯨肉原料を生産しています。安倍政権下の2019年に日本がIWCを脱退し、商業捕鯨を再開して以降、同社は排他的経済水域(EEZ)内でニタリクジラ、ミンククジラ、イワシクジラの3鯨種を対象とした捕獲、生産、販売を行ってきました。
林外相は「一番のエポックとなったIWC脱退と商業捕鯨再開を安倍晋三総理(当時)に決断いただいた。当時、私は文部科学大臣で、閣内で安倍総理が決断していただくよう、走り回ったことを覚えている」と振り返りました。
しかし、1987年に竣工した「日新丸」は、すでに船齢が35年を超えており、老朽化に伴って安全性が低下。毎年の修繕費も7億円に達し、会社経営を圧迫することになります。
そもそも「日新丸」は遠洋漁業で使用するトロール船として建造したものを、調査捕鯨のため捕鯨母船に改造したという経緯があります。このためイワシクジラよりも大型のクジラを引き揚げることができないため、将来新たな大型鯨種を捕獲枠に加えるためには、相応の揚鯨能力を持つ新母船の建造が必須条件となっていました。
ただ、捕鯨母船自体が極めて珍しく、「『日新丸』と名付けられた大型の捕鯨母船は1951年以降、日本で建造されておらず、新造となると70年ぶりくらいになる可能性がある」(関係者)というほど。これまでも新型の捕鯨母船を建造する計画があり、水産庁も交えて検討が進められたものの、船価や採算性の問題もあって立ち消えになっていました。
こうした背景もあり、共同船舶にとって「関鯨丸」は待望の新造捕鯨母船。所社長は「関鯨丸は、30年は必ず活動する。これはつまり加工や販売を行うクジラ業界へ、30年間は鯨肉の供給責任を果たせるということだ」と語り、母船式捕鯨業を続けることの決意を新たにした。
「関鯨丸」は2024年3月の竣工後、5月から6月ごろに就航しクジラ漁に投入される予定です。
【了】
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。
クジラなんて大して美味しくないし他の食肉が十分有るので、ビジネスとしてそう成り立つとは思えない。現在捕鯨に関わっている世代で終わりにしなければ次代の人々は苦労するだろう
クジラの肉は旨いのでドンドン殺してみんなで食べよう!それと調査捕鯨とか綺麗事言うのも止めよう!頭が良いとか心が有るとかもうそんな御託は沢山だ!クジラは牛や豚と全く同じ!て言うかむしろ野生に存在するクジラは放置すると水産資源を食いあらすので人間にとって有害な動物でもある
ゆえに積極的に殺さなければ成らない
時代に変化についていけない可哀想な人々。その結果が現在の日本の凋落だと理解しなくては。