知らずに乗るとガッカリ!! 旅客機「窓のない窓側席」なぜ発生? 実は最近“減少”気味だけど

実は減少傾向? 「窓なし席」の現状

 JALによると、新しいモデルの飛行機は、配管などのパーツが小型化され以前ほどスペースを取らなくなったため、窓なし席は徐々に減少傾向にあるとのこと。

 同社の国内幹線むけ主力機であるエアバスA350-900は、従来機のボーイング777-200とほぼ同様の座席数にもかかわらず、窓なし席は39列目の1列のみ。777-200国内線仕様機は15列目、25列目、45列目の3列に窓なし席がありましたが、3分の1にまで減少しています。

 ちなみに、飛行機における座席配置のルールは「窓ひとつにつき1列」と決められているわけではなく、各航空会社の裁量で決められています。

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JALのエアバスA350-900(乗りものニュース編集部撮影)。

 加えて同じ会社の同じ機種でも、窓なし席があるものとないものがあります。一般的に国内線仕様機は、座席の列を多く配することから窓なし席が増え、逆に国際線仕様機は座席数も少なめで列が減るため、窓なし席も減る傾向です。また国際線仕様機では、キッチン(ギャレー)などの機内設備を窓がない場所に設置するパターンもあります。

 なおJALやANA(全日空)では、チケット予約やチェックイン時の座席指定ページで、窓なし席がわかるようになっています。座席指定は空港のチェックイン機やカウンターでもできますが、チケット予約時に前もって指定可能です。

【了】

【画像】激変…! JAL国内幹線向け新旧主力機の「窓なし席」を比較

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