第二の播但道!? 西脇経由の「東播丹波連絡道路」構想とは 山陰~神戸”絶対確保”に第3ルート

実は一部が先行開通に近づいています。

北近畿方面への3本目の南北軸

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西脇市内で一部開通した国道175号バイパス(画像:西脇市)。

 国土交通省が「調査中の路線」として位置付けている道路構想に、山陽道方面と北近畿方面をつなぐ新ルートが位置付けられています。

 これは国道175号のルートを高規格道路で再整備するもので、山陽道・三木小野ICから北上して中国道・滝野社ICをつなぐ「東播磨内陸道路」、さらに北上してJR加古川線と並行し、西脇市内を抜けて、北近畿豊岡道の氷上ICへ接続する「東播丹波連絡道路」の二つがあります。

 なお臨海部からも、加古川市の国道250号から国道2号加古川バイパスを経由して北上する「東播磨道」の整備が進んでいます。最終的には小野の国道175号までつながる予定で、一体的な”東播道”を意識したルートとなっています。

 山陽道・中国道と北近畿方面をむすぶ「南北軸」としては、播但道と舞鶴若狭道につづく「第3ルート」となり、ちょうどその2本の中間を抜ける存在となります。重要な物流ルートであり、いずれかの道路が寸断された場合の、代替ルートとしても期待がかかります。神戸市や西脇市、丹波市など6市で構成する期成同盟会は「兵庫県の南北間をはじめ、北陸・瀬戸内地域間の交通交流の活性化が期待」されるとしており、2020年から機運を高めるための催しを毎年行っています。

 さて、話の進展状況ですが、国土交通省が年度はじめに公表する「調査予定」には、いまだ名前が挙げられていません。2021年に発表された「新広域道路交通計画」では一応「調査中」となっていますが、近畿地方の数ある調査路線の中でも優先度は低く、ルート帯選定など「計画段階評価」の手続きが始まるまでは、まだ時間がかかりそうです。

 とはいえ、一部だけすでに事業化を果たしている場所があります。中国道の滝野社ICから約6kmの4車線部分「西脇バイパス」と、さらに5.2km北まで高規格化する「西脇北バイパス」です。西脇バイパスは2012年に完成、西脇北バイパスは北側のトンネル部分が先行して2020年に開通したばかり。残る約3kmも、現地では橋桁が次々と架けられて完成に近づいています。

【了】

【画像】えっ…!? これが「第二の播但道」のルートです

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