本当に必要だった!?「静岡空港」ができたワケ ずっと赤字でもポテンシャル高? “惜しい”要素も

地方空港の建設が相次いだ時代を経て、そのあり方が問われた頃に供用開始されたのが静岡空港です。オープン後の同空港は、運営も決して順調と言えませんでした。しばしば注目は集めるものの、存続には課題もあります。

開港後の静岡空港の現状 課題は?

 開港当時、静岡県がJALへ搭乗率保証制度を導入することに対し、ANAが不公平感を表明したり、そのJALは2010年、開港からわずか10か月で札幌・福岡の2路線から撤退したりしました。2019年10月に発表された2018年度の経常損益は19億413万円のマイナス。これは開港以来10年連続の赤字という結果です。

 さらに2020年には新型コロナウイルスの世界的感染拡大が始まり、3月に国際線が全便欠航となりました。

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開港当初の静岡空港(加賀幸雄撮影)。

 地上のアクセスも、県庁所在地の静岡市や商業都市の浜松市から自家用車で40~50分かかり、鉄道も、最寄りの新幹線駅は静岡駅と掛川駅となっており、空港駅は実現していません。空港直下に新幹線の線路が走っているにも関わらずです。

 新幹線の空港駅は、両駅間の距離を考えた場合、実現のハードルは高いと考えられます。ただ、静岡県は粘り強く取り組んでいくと思われます。

 そして、空港の活性化は、訪日客の増加と韓国などアジア地域への日本からの観光やビジネス需要の醸成が一層必要になるでしょう。2023年2月25日、ソウル(仁川)からのチェジュ航空のチャーター便が到着し、コロナ禍後2年11か月ぶりに国際線が再開され、9月24日には、中国東方航空の上海線が週2往復で再開しました。10月29日からの冬ダイヤでソウル便は毎日運航されます。

 静岡空港は、これまで地方空港の課題が取り上げられる度に注目を浴びてきました。今後も国内外の路線網の充実へ取り組んでいくのは間違いありません。

【了】

【写真】意外と設備充実? これが静岡空港の館内です

【特集】羽田、成田から下地島まで…全国の空港特集

Writer:

日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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コメント

1件のコメント

  1. こんなものがあるせいで、リニア新幹線の駆け引きに使われて静岡県民以外の日本経済にも損害が出ている。県民以外にも迷惑な存在。

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