何もない新幹線駅「米原」が大化け!? 市が東口開発へ調査公開「街のイメージ弱い」など厳しい意見も

からっぽの空地だった米原駅東口が活用される見込みです。

「新幹線の乗換駅」以上でも以下でもない駅

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米原駅(画像:写真AC)。

 滋賀県米原市は2023年10月5日(木)、米原駅東口の周辺まちづくり事業について、市場調査の結果を発表しました。

 東海道新幹線とJR在来線(北陸本線・東海道本線)が接続する米原駅ですが、周囲にこれといった「駅前市街地」がありません。かつては、西口にかろうじて3階建ての「平和堂米原店」が駅前商業施設としてありましたが、2019年に閉店し、平屋のスーパーマーケットに建て替えられています。その他は何の変哲もない住宅地です。

 東口は、さらに何もありません。駅前にある約3ヘクタールもの公有地は長年空地で、殺風景な状態でした。ここを活用すべく、ことし7月から民間事業者にアイデアを募る「サウンディング型市場調査」が行われ、建設会社やデベロッパーなど計14者から意見が集まりました。

 ここで上がってきた意見によると、活用方法としては「ビジネスホテル、複合タワマン、医療機関、研究開発拠点、住宅」など。

 この土地の優位性は「新幹線の停車駅であり、ビジネスパーソンをターゲットにできる」「関西、北陸、東海方面の接合地である」と、交通結節点の強みが挙げられ、ほかにも「大規模事業者の拠点が複数ある」「国道8号に接道」「米原市役所が近接」という声もあります。

 逆にデメリットは「新幹線の停車駅のイメージがあるが、街のイメージが乏しい」「駅の乗降客数が少ない」という、米原駅の”存在感の薄さ”を指摘する声も。そのうえで「コンビニ、居酒屋等夜間営業している店が周囲に不足している」「商圏が弱いわりに土地価格が高い」「商業施設として必要なコンテンツは、長浜市、彦根市に集積しており、テナント誘致が厳しい」など、湖北地域の二大都市圏にはさまれた”中途半端な街”の課題も浮き彫りになっています。

 琵琶湖線は近年減便が進み、米原駅も昼間は1時間に2~4本しか電車が来ません。新幹線も1時間2本だけで、「ひかり」「こだま」が交互にやって来るダイヤです。金沢方面から延伸してくる北陸新幹線は、米原を経由せず、敦賀から京都方面へ直接向かう計画が優勢となっています。

 開発は地元向けのローカル施設になるのか、関西方面の旅行者やビジネス向けの「幹線ターミナル駅前」な施設になるのか。米原市はこれらの意見を参考にし、土地活用方法を検討していくとしています。

【了】

【画像】えっ…!これが米原駅の「開発計画」です

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