混雑増す「つくばエクスプレス」8両化どうなる? コロナ禍で“再検討”→現状は?
「8両編成化」どこまで進んだ?車両はどうなる
8両化にあたっては、各駅のホームと車両留置線の延伸、変電所の増強、機械設備や信号・通信設備の新増設などを行う必要があります。2023年10月現在で秋葉原、新御徒町、浅草、南千住のホーム延伸工事が完了しているそうです。
現在は青井と六町のホーム延伸工事が進められており、2023年度末に完成する予定。また、2024年度中に北千住駅のホーム延伸工事の着手を目指して検討が行われています。今後は8両編成の運用開始時期に合わせ、ホームドアの設置工事や信号・通信工事なども実施される見込みです。
ただ、全編成を8両化するのか、それとも一部編成のみ8両化するのかは未定とのこと。また、2両の中間車のみを新造して8両化するのか、それとも最初から8両編成を新造するのかも決まっていないといいます。
首都圏新都市鉄道は8両編成化について、「抜本的な混雑緩和対策であるため、8両編成の運行本数については、今後の混雑動向などを踏まえて検討していきます」と話します。また、「車両についても既存車両の状態やお客様サービスのあり方などを踏まえ、適切な導入形態を今後検討していく予定です」としています。
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乗降客の多い主要駅のみにして、快速を走らせればすぐできる。