「ホンダジェット」新型機、モデル名は「エシュロン」 現行機とどう違う? 「世界初」の超有能スペックとは
凄すぎる…!
一人のパイロットでアメリカ全土をひとっ飛び
Hondaの航空機事業子会社の米国ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、現在開発を進めているビジネスジェット「ホンダジェット」の新型機の正式名称を「ホンダジェット・エシュロン(HondaJet Echelon)」に決定したと発表しました。この「エシュロン」は既存の「ホンダジェット」シリーズからは大きな設計変更が図られています。
「エシュロン」と既存の「ホンダジェット」シリーズとのもっとも大きな違いは、機体のサイズです。新型機は大型化が図られており、それを同社は「1クラス上のライトジェット機カテゴリーへの参入」と表現しています。既存の「ホンダジェット」シリーズは8人乗りでしたが、新型機は最大11人乗り(乗客は9~10名)になるといいます。
胴体設計は同シリーズの特徴である主翼上面に設置されたエンジン配置などをさらに進化させるとのこと。航続距離はロサンゼルス~ニューヨークもカバーできる2625マイル(約4862km)。また燃費効率の向上なども図られているほか、パイロットひとりでの運用にも対応できるように設計。同社は「米国全土を無着陸横断飛行できる世界初のシングルパイロットの小型ジェット機として設計されている」とコメントしています。
名称の「エシュロン」についてHACIは、「効率を新たな高みに引き上げるとともに、最高の快適性と利便性を提供する、次世代ビジネス ジェットに対する同社の先見的な道筋を表している」としています。
「ホンダジェット・エシュロン」は2024年に製造を開始し、初飛行は2026年を予定。その後、実用化に不可欠な認証である「型式証明」を、2028年に取得する計画とのことです。
【了】
コメント