九州の新たな肋骨「九州中央道」まもなく延伸へ 終点は“国宝直結IC”に!? 開通の機運盛り上げ
国宝指定ほやほや!
終点に“国宝”が 九州中央道の延伸
国土交通省 熊本河川国道事務所は2023年10月23日、今年度の延伸開通が予定されている九州中央道について、キャッチコピーとロゴを作成したと発表しました。開通に向けた機運が盛り上がっているようです。
九州中央道は熊本市から宮崎県の高千穂を経て、延岡に至る九州の新たな東西軸となる道路です。熊本県側は九州道の嘉島JCTから山都中島西IC(山都町)までの12.6kmが開通済み。その先、山都通潤橋IC(同)までの10.4kmが今年度開通の予定です。
終点IC名にもなった通潤橋は、江戸時代に造られた石造りのアーチ水路橋で、9月25日に、土木構造物としては全国で初めて「国宝」に指定されています。このためロゴも通潤橋の形がモチーフになっています。
山都通潤橋ICから先、延岡までの区間は宮崎県内で細切れに開通しているほか、熊本県内の区間は、一区間が事業化されていないものの、計画段階評価は完了しており、県内の約42km区間全ての事業化にメドが立ちつつあります。
今回の区間が開通すると、嘉島JCTから山都町へのクルマの所要時間は、現況の26分から開通後は19分に。熊本市から延岡市までは約152分に短縮される見込みです。延岡までの全線開通後は、さらに約118分まで短縮されるといいます。
【了】
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