「え、『アパッチ』のパーツ完成が1年から9時間に短縮!?」ボーイングが計画する驚愕の部品製造とは

技術発展もここまで来たか…。

なんと3Dプリンターでパーツ製造

 アメリカの航空宇宙大手ボーイングが、自社の開発したAH-64「アパッチ」攻撃ヘリコプターのメインローター部品を3Dプリンターで製造することを計画していることが2023年10月19日、アメリカの複数のメディアによって報じられました。

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AH-64「アパッチ」を点検するアメリカ陸軍の兵士(画像:アメリカ陸軍)。

 ボーイングはアストロ・アメリカと共同で、AH-64「アパッチ」の一部パーツを3Dプリンター使用し試験的に製作しており、2023年10月に行われたアメリカ陸軍の年次会議では、プリントされたメインローターの3D部品を初公開しました。

 この3Dパーツは、イリノイ州ロックアイランドのロックアイランドアーセナルに置かれている世界最大の3D金属プリンターでプリントしたものになるそうです。

 同3Dプリンターを利用すると、これまで1年の期間を要したローターの根本部分の部品に当たる「メインローターアセンブリ」の製造が、アルミニウムの蒸着に45分、プリントに8時間という超短時間に短縮されることになります。

 なお、ボーイングは2024年春に3Dプリンターで製造した部品を使用して、本格的な耐久試験を実施する予定とのことです。

【了】

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