終戦以来の悲願!? 東京・埼玉の大動脈「新東京所沢線」どこまで進んだ? “複雑怪奇な県境”乗り越え整備進行中

「用地取得完了」の工区も

【東京都練馬区】用地取得率98%
 西東京市境までは、ほぼ用地取得が完了し、現地で仮舗装や側溝設置がされている状況。西側の一部はすでに開通しています。しかし開通できる「用地取得100%」にはなかなか至らず、練馬区議会でも3月に「一部だけでも先行開通できないのか」という声が上がっています。都は「関係機関と協議を行っている」として、一部開通に前向きな姿勢です。

【西東京市】用地取得率26%
 伏見通りの東側の約600mは開通済み。西側は2018年に事業化を果たし、新座市境までの工区が進められています。

【埼玉県新座市】用地取得率47%(栗原)・78%(新堀)
 新座市はカニのハサミのように東京都内へ2か所食い込んでいて、栗原地区で1000m、新堀地区で500m、それぞれ事業が進められています。事業着手はそれぞれ2018年、2016年です。

【東久留米市】用地取得率70%(神宝町)・33%(金山町)
 駅前通りを境に東側(神宝町)、西側(金山町)の2工区でそれぞれ事業が進められています。事業化を果たしたのは、それぞれ2019年、2018年です。

【清瀬市】用地取得率?%(中清戸)・100%(上清戸・清瀬橋)
 3工区に分かれて事業が進められており、最後に事業化した約580mをのぞいて用地取得は完了。現地で構造物の設置工事も進んでいます。

【了】

【「新東京所沢線」ルートと整備状況を見る】

テーマ特集「【記事まとめ】高速道路、バイパス 次に開通するのはどこ?工事の進捗は?【道路計画特集】」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。