決め手は「乗客の“大”お漏らし」 英LCCで「トラブルまみれの欠航」発生…あまりにカオスなその経緯とは

絶ッッ対に乗りたくない!

3時間以上遅延した挙げ句”乗客の排泄”で欠航

 国際ニュースメディアCNNやニューヨークタイムズなどが、衝撃的な理由で欠航となった旅客便について報じています。イギリスのLCC(格安航空会社)、イージージェット便で、度重なるトラブルで数時間もの間出発を見合わせたあげくに、乗客が化粧室の床で排せつしたという理由で最終的に欠航となったというものです。どのような経緯があったのでしょうか。

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イージージェットの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 海外報道によると、この事件が起きたのは2023年10月15日のスペインのテネリフェ島発ロンドン・ガトウィック行きのイージージェット便です。

 このフライトは当初から遅延がアナウンスされていたなか、担当機の機材繰りに難航したことから、席数の少ない機体への機材変更を余儀なくされました。小型化したことから席が足らなくなってしまったため、「バウチャー」という金銭的な価値をもつクーポンと引き換えに他便への振替を乗客に呼びかけるも、乗客が想定ほどリクエストに応じることはなく、予約数が座席数を10人ほど上回る状況となっていたそうです。

 この時点で数時間の遅延が発生していましたが、やっと乗客が乗り込んだ同便を襲ったのは、機体の重量オーバー。そのため同便では、旅客の手荷物を別便で運び、乗客だけをひとまずロンドンまで乗せる方法を取ります。この措置を講じたことにより、同便はさらに1時間以上、機内での待機を余儀なくされました。

 乗客のフラストレーションがたまるなか、トイレに並んでいた乗客のひとりが冒頭のとおり、トイレではない床部分にやらかしてしまいます。同便に搭乗していた乗客は現地メディアの取材に対し、機内の様子を「非常に不快で不衛生な環境だった。怒りが収まらなかった」と語っています。また、機内の動画も拡散されており、乗客が悲鳴を上げる様子が確認できます。

 結果同便は、機内の清掃作業を要するため、欠航を余儀なくされることに。搭乗していた乗客はイージージェットが提供するホテルで一晩を明かすなどし、翌日の便でロンドンへ向かったと報じられています。

【了】

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