珍し~い「“自由席”の航空会社」利用してみた 席取りも“早いもの勝ち” それが意外と合理的なワケ

「指定席」が世界的なスタンダードとなっている旅客機ですが、世界には早いもの勝ちの「自由席」スタイルをとる航空会社が存在しています。今回、その機体に乗ることができました。

搭乗券には座席番号のかわりに「整理番号」

 多くの航空会社では、旅客が座る座席の場所はあらかじめ指定されていることが一般的です。ただ世界には”早いもの順”で乗客が好きな席に座る「自由席」スタイルをとる航空会社も存在します。アメリカを拠点とするサウスウエスト航空です。今回、同社の旅客機に乗ることができました。

Large 01

拡大画像

サウスウエスト航空機(乗りものニュース編集部撮影)。

 サウスウエスト航空はいわゆるLCC(格安航空会社)に分類される大手航空会社ですが、予約後の便や路線変更、キャンセルにも無料対応しているほか、手荷物も2点まで預けることができるので、もっとも安い運賃でも、日本国内のLCCより手厚いサービスを受けることができます。

 先述のとおり同社は「自由席」ですが、良い席に座るためには搭乗口で、できるだけ列の先頭の方に並ばなければなりません。

 この順番を決めるのは、搭乗24時間前から開始される「チェックイン」の順番です。そのほかにオプションで追加料金を払い、前列を確保する方法もありますが、オンラインでチェックインをできるだけ早く行い、前列に並ぶのがスタンダードです。

 航空券を発行すると座席番号のかわりに、列のどこに並ぶのかという「整理番号」が書かれています。筆者は「B17」、つまり「B」グループの17番目があてがわれました。当然、アルファベットのグループ順は「A」のほうが先に搭乗することができます。

 今回乗ったハワイ・マウイ島のカフルイ空港の搭乗口には「11-15」「16-20」といった立て看板が置かれており、自分の整理番号の区画に並び、その順番で搭乗します。

【写真】搭乗口も機内も異空間? これが「自由席便」搭乗の様子です

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。