• 2023.11.12
• 乗りものニュース編集部

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ついにこの日が来ましたね…。

那覇からの916便がラストフライト予定

　20年ものあいだJAL（日本航空）の国内・国際の主力機のひとつとして活躍した旅客機「ボーイング777-200ER」が、2023年11月12日のフライトを最後に退役します。最終運航日の羽田空港の様子は、どのようなものなのでしょうか。

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　JALのボーイング777-200ERは、同社で長年にわたり大型フラッグシップの役割を果たしたボーイング777シリーズのひとつで、2002年8月に運航を開始。導入以来長らく国際線をメインで担当したのち、近年では国内線機材に転換され、おもに羽田発着の国内幹線などへ投入されていました。また、国内線転換の際には、国際線向けの豪華な客室仕様をそのままに運航されたことで、フルフラットシートを搭載した国際線ビジネスクラスを格安で楽しめることなどから、いわゆる”アタリ機”として、旅行ファンの評価を得ていました。

　最終便を担当するのは、JALに残った最後の1機「JA703J」。最終日は羽田～新千歳を1往復、その後羽田～那覇を1往復します。この日JA703Jの隣には、同社の長距離国際線フラッグシップで、777-200ERの胴体延長型である777-300ER「JL732J」も駐機。後者は通常欧米線などを担当していますが、この日は福岡からのJL308便として運航され、羽田空港の国内線ターミナルに長短2タイプの777が駐機場に並ぶ、いまやレアとなってしまった光景が出現しています。

　羽田発のラストフライトとなる、那覇行きJL917便出発前には、搭乗ゲートで同便を担当するパイロットが挨拶を行ったほか、乗客の見送りを実施しています。同便には幼児含め317人が搭乗。「ちょうど20年前に777-200ER乗った時、国内線仕様の777（非ER型の777-200、777-300）より大きな推力にもかかわらず、操縦性の良い飛行機で、とても感動したことを覚えています」。JL917便の担当パイロットは、777-200ERを次のように評します。

　なお、777-200ERは定期便ラストフライトは、那覇18時00分発→羽田20時15分着のJL916便となる予定です。

【了】