戦前の「薪で走るバス」が蘇った! 神奈中バスが奮闘の末「木炭エンジン」見事始動に成功

戦前の「薪で走るバス」が蘇った!

10年ぶりに木炭エンジン動かしてみた

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神奈川中央交通が所有する代燃車「三太号」(画像:神奈川中央交通)。

 神奈川中央交通は2023年11月17日(金)、公式YouTubeチャンネルを本格稼働開始するとともに、戦前のバス車両「代燃車」に関する動画を公開しました。

 代燃車とは文字どおり、ガソリンや軽油に代わる燃料で走る自動車です。第二次世界大戦を迎え、鉱産資源に窮乏するようになってきた日本は、木炭で車を走らせようとしました。終戦後は燃焼効率や排ガスの問題もあり、急速に姿を消した「歴史のあだ花」という存在です。

 神奈中バスでは、1981年に復元製造されたボンネットバス「三太号」が保管されています。その木炭エンジンを「10年ぶりに」動かしてみたのが今回の動画。久々のことで、同社の副整備長は「成功率は…40%くらいかな」と不安げです。

 木炭をくべる釜は、バスの最後部にあります。最初に、熱したガスが漏れないよう、釜の蓋や配管などに粘土でシーリングをほどこします。そしていよいよ釜を起動。釜の底に火をいれ、しばらくすると煙が立ちのぼってきます。5分もたつと準備万端で、ガスをエンジンへ送り込み、燃焼させる段階になります。セルモーターを回しますが、エンジンはなかなか起動しません。ガスに点火する「スパークプラグ」を交換すると、何度も奮闘の末、ついに「ガラガラガラ…」とアイドリングするようになりました。

 前時代の技術が蘇った姿に、コメントでは「やはりかっこいい」「整備士の方々に感謝です」と喜びの声が上がっています。

 同チャンネルでは「後編」を公開予定で、いよいよこのエンジンで車本体が動く様子が見られるかもしれません。

【了】

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