「無責任な行動」と米海軍が批判 中東で任務に就く空母にイランの無人機が危険なほど接近

「プロフェッショナルでない」とも。

イランは「地域に緊張と不確実性をもたらす」と反論

 中東海域を行動範囲としているアメリカ海軍中央軍は2023年11月29日、ニミッツ級航空母艦「ドワイト・D・アイゼンハワー」に対して、イランの無人航空機が危険な行動をとったと発表しました。

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原子力空母である「ドワイト・D・アイゼンハワー」(画像:アメリカ海軍)。

「ドワイト・D・アイゼンハワー」を中核とした空母打撃群はペルシャ湾の公海上で、通常任務に就いている際に、無人航空機を探知したそうです。

 この機体は最接近時には約1500ヤード(約1.4km)まで迫ったそうで、視認によりイランの無人機であると断定しました。

 無人機接近に際し、複数回警告も行われましたが無視されたとのことでブラッド・クーパー中央軍副司令官は「このイランの行動は、プロフェッショナルでない無責任な行動」と批判。「アメリカと同盟国の人々の生命を危険にさらすものであり、直ちにやめる必要がある」と警告しました。

 一方イランメディアのファルス通信は、アメリカ空母打撃群の行動は「地域に緊張と不確実性をもたらしている」と主張しています。

【了】

【ガザ地区注視のために展開】ペルシャ湾で作戦行動を取る「ドワイト・D・アイゼンハワー」(写真)

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