大雪=「そもそもトラックへ運送依頼を控えて」 国が荷主にも注文 立ち往生起こせば「行政処分の対象」
冬タイヤは四輪履け!! も呼びかけています。
大雪立ち往生、絶対阻止! 法律も変わったぞ
国土交通省物流・自動車局は2023年12月1日、大雪における大型車の立ち往生を防止する対策について、ドライバー、運送事業者、そして荷主向けに注意喚起を行いました。
大雪における1台の立ち往生を発端に、数千台が長時間にわたって巻き込まれる事例が近年多発しています。この日は多くの道路管理者も今冬の大雪対策について発表していますが、国交省では自動車ユーザー、運送事業者、荷主に向けた「3つの柱」を掲げ、様々な「お願い」を訴えました。
ユーザーに向けては、冬タイヤの溝深さが50%以上残っていることチェーンの携行などを呼びかけているほか、運送事業者に向けては、それら装備の確認とともに「大雪時等輸送の安全の確保に支障を生ずるおそれがあるときは、運行の中止等の指示」を求めており、悪質な立ち往生事例については監査で事実関係を確認した上で、行政処分の対象となり得ると警鐘を鳴らしています。
また、荷主に向けては、「運送経路の変更等を認める」こと、運送に支障をきたすことが予想される場合に「トラック事業者への不要不急の運送依頼を控える」ことに協力を呼び掛けています。配送拠点に留置する在庫の積み増しや、予定されていた配送時間の前倒し、運送可能域内での物資の融通を行うなどの対策をとってほしいとのことです。
【了】
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