北九州空港、滑走路500m延伸で“大化け”か? 「いつでも発着できる空港」ならではの利点とは
「北九州→ロサンゼルス線」とかできるかも…。
2027年に供用開始予定
北九州空港の滑走路を、現行の2500mから3000mへ延伸する工事が開始されています。12月2日には、同空港の空港滑走路延長事業着工式が実施。500m滑走路を伸ばすことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
同空港の滑走路の延伸完了は2027年に完了予定で、自然環境などへの影響を考慮して新たに海域の埋立が必要ない「南側」を延伸する方針が採用されます。
北九州空港は24時間運用を強みとしていることから、貨物機を用いて航空貨物を運ぶ、九州エリアの物流拠点としての側面を持ちます。今回滑走路が延伸されることで、長距離路線を飛ぶ航空機に搭載可能な貨物量に制約が生じるといった課題が解決し、北米・欧州への貨物直行便の商用運航が可能となるとのことです。
着工式典で服部 誠太郎福岡県知事は、「今回の滑走路延長事業の着工により、欧米向けの貨物も、北九州空港から直接、輸出できるようになり、福岡県だけでなく、北九州空港の背後圏である、九州、西中国地域の競争力の強化につながるものと期待している」とコメントしています。
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