「空気レスタイヤ」は空気入りタイヤを超える? メディア初試乗で“走り”を体感 実用化近し!

車両は超小型EV

 さて、今回の試乗で用意された車両は、タジマモーターコーポレーションが開発した超小型EV「ジャイアン」でした。ブリヂストンはこの車両を使い、出光興産と共に千葉事業所内の移動用に活用する実証実験を行っている最中です。タイヤのサイズは145/70R12で、これを4輪すべてに装着。この日は、東京都小平市にあるブリヂストンのテストコース「B-Mobility(ビー モビリティ)」での試乗となりました。

 試乗に使ったエアフリーコンセプトは、サイズからもわかるように、主として超小型モビリティなど、軽量な車両で使うことを前提に開発されたものです。もちろん、今後の製品化に向けたロードマップでは、より大型の車両での展開も考慮されているのは確かです。

 しかし、ブリヂストンによれば、高速道も走れる一般車両を想定すれば、高速域での操安性や空力などへの対応も考慮する必要が出てくるとのこと。ミニバンやSUV、EVといった重量車を対象にすれば、スポークの設計も見直しは欠かせないということでした。

Large 231211 airfree 02

拡大画像

「エアフリーコンセプト」について説明するブリヂストン デジタルツイン開発第7課主幹、ソリューション開発第2部兼務の筑後知昭氏(会田 肇撮影)。

いざ試乗 タテ・ヨコ・直線で「空気入りタイヤ」と比較

 試乗方法は、最初に空気を入れた一般的なタイヤを装着したジャイアンに大人ふたりが乗車し、その後でエアフリーコンセプトを履いた別のジャイアンに乗り換えます。テストコースは、直線路に並行して大きさを違えた突起を乗り越えるコースを用意し、ここを通過することで路面からのショックを体感します。そしてタイトコーナーや連続するS字カーブでは横方向のグリップ力を試し、直線路では速度域が上がった時のロードノイズを検証するといった流れです。

 まず、空気が入ったタイヤを履いたジャイアンを試乗します。アクセルのレスポンスは良好で、絶対的なトルク感はないものの、30km/hを過ぎるぐらいまではスムーズに加速してくれました。

 で、肝心の乗り味は思いのほか、しっとりと落ち着いた印象。路面の突起を乗り越えると、車体の剛性の低さは感じるものの、ショックを上手に吸収してくれるので不快な印象はほとんどありません。コーナーでの通過でもステアリングの動きにリニアに反応してくれるので、違和感を感じることはほとんどありませんでした。

【あータイヤ変形してる!!】「空気レスタイヤ」試乗の様子(写真で見る)

テーマ特集「【タイヤ特集】交換時期からメンテナンス方法までクルマのタイヤを徹底解説 購入・交換時に役立つタイヤチェーンやパンク対策情報も」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。