「全てが特別」屈指の豪華特急がデビュー 沿線地域をここまで変えた! 2023年注目の車両

単なる新型車両じゃない「スペーシアX」の効果とは?

 東武鉄道によると、運行開始後はおおむね満席状態が続いているそう。リピーターも多く、利用者からは「次は別のシートに乗って旅をしたい」「全てのシートを体験したい」という声が多数寄せられているといいます。「スペーシアX」の乗車と、リッツカールトン日光や金谷ホテルといった同社系列のホテルを組み合わせた旅行商品の売れ行きも好調で、手応えは上々のようです。
 
 また、日光エリアを拠点とする東武バス日光や明知平ロープウェイと連携して「スペーシアX」を盛り上げる取り組みにより、今後も相乗効果が期待できるとしています。

 現在、「スペーシアX」は2編成しかなく、1日最大4往復の運行にとどまっています。特急券の予約が取りにくい状況が続いていますが、2024年春のダイヤ改正に向けて2編成が増備され、1日6往復に増える予定です。
 
 2024年春のダイヤ改正に合わせ、料金の改定も実施されます。1名用の「コックピットラウンジ」は300円増しの500円になるほか、最上級個室の「コックピットスイート(7名定員)」は、5820円増しの1万8000円となります。なお、運賃と特急料金(スタンダードシート・プレミアムシート)およびボックスシートの座席料金改定はありません。

【了】

【画像】なんじゃこりゃ!「スペーシアX」初期のデザイン案

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