異形の新車両に「まさかの会社移籍」も!? 「色々ありすぎた」鉄道の"新車ニュース"で一年を振り返る
その他の新車も話題尽くし
4月には、地震の影響で長期運休となっていた南阿蘇鉄道が全線運転再開。それとともにJR豊肥本線への直運転もはじまり、さらに新型気動車「MT-4000形」がデビューしました。
5月には、JR北海道で新型電車「737系」がデビュー。伝統の「白地に黄緑のアクセント」のイメージは残したまま、側面は淡いピンクをまとってファンを驚かせました。室蘭・苫小牧エリアは電化区間ですが、鈍行列車は気動車の「キハ143形」がトコトコ走っていました。それが最新電車に置き換わることで高速化が実現し、所要時間の短縮は最大17分にのぼります。
7月には、JR西日本の岡山・備後エリアに「227系」が導入。車両が旧態依然としていた山陽方面は、広島エリアが227系「レッドウィング」によって脱皮を果たしていました。今回は、その波が岡山地区にもやってきた形。227系500番台「うらら」として、独自の「淡いピンク色」をまとっています。
8月には、大阪の泉北高速鉄道に新型車両「9300系」がデビュー。南海の8300系を受け継いだ設計です。
さらに同月、宇都宮ライトレール「ライトライン」が開業し、低床車両「HU300形」が走り始めました。都心部から鬼怒川周辺の田園地帯、荒涼な工業団地など、目まぐるしく景色が変わるなかを、雷が多い宇都宮にちなみ雷光を表現したという黄色と黒の3両編成が走っています。
JR首都圏では、2つの電車の導入が鉄道界を沸かせました。南武線(浜川崎支線)の「E127系」と、鶴見線の「E131系」です。共通するのは、地方ローカル線の車両が、東京付近へやって来たということ。E127系は、新潟エリアだけで走っていた0番台が、引退後まさかの「上京」した形で。E131系は、日光線や房総方面、相模線などへ導入が進んでいました。
コメント