まるで空から降臨!? 元祖「円形歩道橋」なぜできた? “聖地”になったロケ地、完全に生まれ変わってる!
地上から見ると、まるでUFOが空から舞い降りてきたような形状をしている「円形歩道橋」。いまやその姿を見かけることは珍しくなくなりましたが、この元祖は北海道・札幌にあります。どのようなものなのでしょうか。
1971年設置
地上から見ると、まるでUFOが空から舞い降りてきたような形状をしている「円形歩道橋」。いまやその姿を見かけることは珍しくなくなりましたが、この元祖は北海道・札幌にあります。そしてこの元祖・円形歩道橋は、近年新たな姿へと変貌を遂げています。
国内初の円形歩道橋として知られているのは、札幌市白石区の菊水6条4丁目にある通称「菊水円形歩道橋」。設置されたのは1971年で、直径56m、一周回ると180m弱の大きさです。
菊水円形歩道橋が設置された交差点は、道内屈指ともいえるほどの「交通の難所」です。歩道橋が架かる交差点は、札幌の中心街に向かう幹線道路をはじめ大小6本の道が集まる六叉路となっています。もし歩道橋がかかっていなかったら、歩行者は膨大な信号待ちの時間を強いられることでしょう。
そんな菊水円形歩道橋、その特異なデザインから、過去には表彰を受けたこともあるほか、とある道内のローカル番組ではロケの舞台にも。このことから「聖地」としての一面もあるそうです。
なお、この歩道橋ですが、2022年まで塗装の塗替え、舗装の打ち替え、照明灯の更新、橋脚基礎コンクリートの補修などを実施していました。2023年12月現在、設置から半世紀たったとは思えないほど、ピカピカの状態となっています。
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